この記事は、高額療養費と医療費控除の両方を使う方のための記事です。
入院や手術で高額療養費を受け取り、かつその年の医療費が医療費控除の対象にもなりそうな方を想定しています。
高額療養費と医療費控除は、片方を使ったらもう片方が使えない、という関係ではありません。
両方を併用できます。
ただし、両方を使うときには1つだけ必ず守るべき計算上のルールがあります。
それは、医療費控除を計算するとき、高額療養費で戻ってきた分を医療費から差し引く、というものです。
結論を先に言えば、
この記事で扱うのはこの差し引きの仕組みと、入院前から確定申告までの動く順番です。
差し引きを忘れると、医療費控除を実際より多く申告してしまうことになります。
それを防ぐことが、この記事の目的です。
この記事は誰のための記事か
次のいずれにも当てはまる方を想定しています。
- 入院・手術などで高額療養費を受け取った、または受け取る見込みがあること。
- そして、その年の医療費の合計が医療費控除の対象になりそうなこと。
この2つが重なる方が、両方の制度を併用することになります。
年末から確定申告の時期にかけて、この記事の判断が必要になります。
高額療養費そのものの使い方は、限度額認定証と後払いの選び方で扱っています。
医療費控除そのものの還付額の判断は、医療費控除の還付額と判断で扱っています。
この記事は、その2つを「両方使う」ときの組み合わせだけを扱います。
片方だけを使う方は、それぞれの記事を参照してください。