「限度額認定証」は、入院費の窓口支払いを軽くするための書類です。
いつ準備して、いつ提出するか。
タイミングを押さえておくと、退院時の支払いで慌てずにすみます。
限度額認定証とは
限度額認定証は、窓口での支払いを自己負担上限額までに抑える ための書類です。
通常、高額療養費は「いったん3割を支払い、後で払い戻す」仕組みですが、
限度額認定証を提出すれば 最初から上限額しか請求されません。
立て替えが不要になるため、入院時の現金負担が軽くなります。
マイナ保険証なら原則不要
マイナ保険証を利用していて医療機関がオンライン資格確認に対応している場合は、
限度額認定証の提出は原則不要 です。
ただし、受付のカードリーダーで、
「限度額情報の提供に同意するか」の確認画面が出るので
ここで 同意の操作をする 必要があります。
同意を忘れると従来通りの請求になります。
すべての医療機関がオンライン資格確認に対応しているわけではないため、
入院予定の病院に対応状況を確認しておくと安心です。
いつ出すか:3つのパターン
限度額認定証を出すタイミングは、大きく3つに分けられます。
① 入院前
入院日が決まっている場合は、
入院前に取得して入院当日に提出するのが基本です。
最初から上限額のみの請求になるため、退院時の支払いがそのまま自己負担額になります。
② 入院中
入院中に提出した場合、提出した月の1日までさかのぼって適用 されます。
月の途中で出しても、その月の請求はすべて上限額に抑えられます。
③ 退院後
退院までに提出できなかった場合は、
いったん3割を支払い、あとで「高額療養費」として申請して払い戻しを受けることになります。
払い戻しまでには 2〜3か月程度 かかります。
申請から発行までの日数
申請から発行までには、通常 数日〜1週間程度 かかります。
入院が決まったら、なるべく早く加入している健康保険(協会けんぽ・健康保険組合・市区町村の国保窓口など。保険証に記載されている保険者)に申請しましょう。
緊急入院で事前準備ができなかった場合でも
入院後すぐに申請して郵送で取り寄せることが可能です。
なお、認定証には有効期限(最長1年程度)があります。
予定入院が先の場合や長期入院になる場合は、期限が切れていないか確認しておきましょう。
まとめ
- 限度額認定証は入院前の取得・提出が基本
- 入院中の提出でも、その月の1日にさかのぼって適用される
- 退院までに提出できないと、いったん立て替えて後日払い戻し
- マイナ保険証は便利だが、医療機関の対応状況と受付での同意操作を確認
なお、月をまたいで入院する場合は注意点があります
詳しくは月またぎ入院の落とし穴で解説しています。
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